どうも、爬虫類ブロガー“SHU”です。
コーンスネークを飼育するには、どんなアイテムを揃える必要があるのか?今回はシェルターに焦点を当てて、市販されているおすすめのアイテムを紹介したいと思います。是非参考にしてみて下さい!
はじめに
ヘビのシェルターは成長の段階に応じて選びましょう
爬虫類の中でも特にヘビは「正の走触性」が強く、体が何かに密着していると落ち着くという性質を持っています。トグロを巻くという習性自体が「正の走触性」の表れであり体を密着させて落ち着いており、何かに触れている面積が大きければ大きいほど安心して落ち着きます。
これはシェルターを選ぶ際にも重要なことで、シェルターのサイズが大きすぎるとかえって落ち着かないのでヘビに最適なシェルターのサイズはトグロを巻いてピッタリと収まるサイズ感が丁度良いということになります。そのためヘビのシェルターは成長に応じて徐々に大きくしていくことが、ヘビにとって最良の選択だと言えます。
タッパー等でも代用することができる
市販されている爬虫類用のシェルターは見栄えもよく管理もしやすいですがコスパが悪く、ある程度の大きさに成長するまでは100均等で売られているタッパーのフタに穴を空けてミズゴケを詰めたようなものでもシェルターとして利用することができるのでおすすめです。またタッパーはミズゴケシェルターとしてだけでなく、飲み水や水浴びシェルター用の水入れとしても利用することができます。
爬虫類用シェルターは見栄えが良く機能性に優れる
とはいえやはり爬虫類用のシェルターの方が見栄えが良く、機能的に優れていることは間違いありません。ウェットシェルターは高湿度スポットをつくることができケージ内の湿度も一定に保つことができますし、自然の岩を模したような表面がザラザラとしたシェルターは見栄えが良く脱皮の際の最初の取っ掛かりにもなります。
エンリッチメントとレイアウトについて
近年では爬虫類・両生類の環境エンリッチメントという考え方も広がっています。殺風景なケージで飼育するよりは何かしら環境に変化をつけられるようなレイアウトを施した方が、爬虫類・両生類にとっても良いとされています。流木や岩などをケージ内にひとつ入れるだけで、一気にそれらしい雰囲気になるもので不思議なものです。それらはヘビの隠れ場所になったりとシェルター代わりにも使えて一挙両得です。
コーンスネークなどナミヘビの飼育におすすめのシェルター
爬虫類用のシェルターには、大きく分けて一般的なシェルター(ドライシェルター)とウェットシェルターの2種類があります。
ウェットシェルターは薄暗くて少ししっとりした環境をケージ内で簡単に再現することができます。上部の窪みに水を入れておくとシェルターがその水を吸い込んで内部の湿度を維持することができます。またケージ内の過度な乾燥を防ぐことができ、飲み水としても利用することができます。その他にも冬場はパネルヒーターの上に置くことで温かい環境をつくることができます。
ドライシェルターはウェットシェルターの対としてそう呼ばれることもありますが、基本的にウェットシェルター以外の一般的なシェルター全般のことを指します。岩肌を再現した商品が多く見栄えは良いですが高湿度を保つことはできません。そのためドライシェルターなど見栄えにこだわった飼育をする場合には、シェルター下の床材に園芸用のオアシスを埋め込んで部分的に湿らせておくなどの工夫が必要です。
爬虫類用のシェルターも様々なアイテムが市販されているのでお気に入りを見つけましょう。
【ドライシェルター】
【ウェットシェルター】
【ビバリア】グラニットケイブ
ビバリアから出ている、セラミック製の爬虫類・小動物・熱帯魚等用のシェルターです。
様々な生きのもに使用することができるシェルターで、セラミック製なので水中で使用しても水質に影響しません。
AからFまでサイズや形状が異なるラインナップがあります。
【ビバリア】ハーミットボックス
ビバリアから出ている、ABS樹脂製の爬虫類用ドライシェルターです。
洗浄し易く割れにくいシンプルなシェルターで、小型ペットのかくれがに最適です。
【エキゾテラ】レプタイルケイブ
ジェックスのエキゾテラから出ている、ポリレジン製の爬虫類・両生類用ドライシェルターです。
紫外線の過剰照射から生体を守ります。生体の隠れ家としても使用できます。
S・Mのサイズラインナップがあります。生体の大きさに適したものを選びましょう。
【エキゾテラ】レプタイルロック
ジェックスのエキゾテラから出ている、ポリレジン製の爬虫類用ドライシェルターです。
岩を模したシェルターがテラリウムになじみ自然な景観を作ることができ、ケージ内に高低差を作ることで温度や紫外線の勾配を手軽に作成できます。また表面はざらつきのある設計なので、脱皮のサポートになります。
S・M・L・XLのサイズラインナップがあります。生体の大きさに適したものを選びましょう。
【スドー】ロックシェルターSP
スドーのハープクラフトから出ている、レジン製の爬虫類用ドライシェルターです。
風合い豊かな岩石をリアルに模したアンバーカラーのシェルターです。ずっしりと安定感があり、生体が落ち着ける環境がつくれます。
SS・S・M・ML・L・L2・XL・XXLのサイズラインナップがあります。生体の大きさに適したものを選びましょう。
【ビバリア】ハイドロボックス
ビバリアから出ている、ABS樹脂&陶器製の爬虫類用ウェットシェルターです。
ディッシュに水を入れるだけで、簡単に高湿度スポットを作ることができます。陶器皿のみの販売もあるので、汚れたりしてきたら簡単に交換することができます。またオプションで標準で付いている陶器皿より深い陶器皿の販売もあるので、別途購入することによって貯められる水分量を増やすことも可能です。
【スドー】ウェットシェルター
スドーのハープクラフトから出ている、陶器製の爬虫類用ウェットシェルターです。
素焼き・手作りで、ウェットシェルター上部のくぼみに水を溜めるだけで、中は理想的な高湿度スポット(内部湿度90%前後)になります。
S・M・Lのサイズラインナップがあります。生体の大きさに適したものを選びましょう。
【エキゾテラ】モイストロック
ジェックスのエキゾテラから出ている、陶器製の爬虫類用のウェットシェルターです。
レイアウトになじむ岩のようなシェルターで、シェルター天面のくぼみに水を入れることによって湿度保持することができます。底面があるため、パネルヒーター使用時も温度がやさしく伝わります。表面はざらつきのある設計なので、脱皮のサポートになります。
110・170・200のサイズラインナップがあります。生体の大きさに適したものを選びましょう。
【エキゾテラ】モイストシェルター コーナー
ジェックスのエキゾテラから出ている、陶器製の爬虫類用のウェットシェルターです。
シェルター天面のくぼみに水を入れることによって、高湿度を維持することができます。モイストロックよりも大きめの貯水部でたっぷり水を入れることができ、表面塗装を施してあるのでシェルター内への過剰な水の滴りを防ぎ床材がびしょ濡れになりません。壁面にピッタリ設置できるコーナータイプなので、シェルター内の広さを確保しつつケージ内もすっきり見せることができます。
130・160のサイズラインナップがあります。生体の大きさに適したものを選びましょう。
【マルカン】ジオシェルター
マルカンのレプシーから出ている、陶器製の爬虫類用のウェットシェルターです。
素焼きでできており飼育環境の湿度を保てる水ポケット付きなので、簡単に保湿することができます。平面部分があるので、コーナーや壁面設置することができます。
M・Lのサイズラインナップがあります。生体の大きさに適したものを選びましょう。
番外編:コーンスネークなどナミヘビの飼育におすすめのアクセサリー
生体にとって安心なシェルターとして、また本物そっくりなリアル感あるアクセサリーとしても使用できる爬虫類・両生類用のシェルター兼アクセサリーというものがジェックスのエキゾテラから販売されています。普通のシェルターと同じようにストレス回避に隠れたり休んだりするスペースとして使用できて、テラリウムのアクセントにもなります。
【エキゾテラ】レプタイルシェルター
リアルな骸骨をモチーフにしたシェルターシリーズです。
隠れ家や出入り口になるところが何箇所かあるのでさまざまな情景を楽しむことができます。
【エキゾテラ】レプタイルシェルターS
リアルな質感のレプタイルシェルターのSサイズです。
小型ケージでも使用できるので小型種や幼体のシェルターやレイアウトに最適なアイテムです。
まとめ
私が現在コーンスネークの飼育で使用しているシェルターは、スドーのハープクラフト ウェットシェルターのLサイズです。
まだヤングくらいのサイズなので別に水入れを設置する必要がなく、ウェットシェルターでなんとか事足りています。とはいえ狭そうなのでもうそろそろケージもシェルターも買い替えなければなとは思っています…