どうも、SHU(@kitajimashuichi)です。
皆さんは「新人類」という言葉をご存知でしょうか?
「新人類」とは1980年代に用いられた言葉で、当時はテレビやラジオ・大衆週刊誌などのマスメディアでも広く使われ、「従来とは異なった感性や価値観、行動規範を持っている」若者全体を指した言葉として使われていました。
- 何を言っているのか分からない
- どう対応していいのか分からない
このように、行動や思考が理解できない若者のことです。
当時の20代を指していたのですが、大体1961年生まれから1970年生まれ(2018年現在の48歳~57歳)の人たちのことを「新人類世代」と言っていたそうです。
現在はどうでしょう
しかし、今はどうでしょう?
- 何を言っているのか分からない
- どう対応していいのか分からない
特に「認知症高齢者」なんかがこれに当てはまるかと思いますが、近年「新人類」と呼ぶべき対象は高齢者になってきていると私は思うんですよ。
今後も増え続ける「高齢者」
2007年には高齢者人口の割合が21%を突破し、日本は「超高齢社会」を迎えました。
さらに2030年には、
- 50歳以上の人口がピークになる
- 75歳以上の人口が2000万人突破する
- 全人口の23%(5人に1人)が高齢者となる
と予想されています。
伸び続ける平均寿命
日本人の寿命は、戦後間もない頃は50歳前後でした。
しかし、2016年の日本人の平均寿命は
- 男性は、80.98歳
- 女性は、87.14歳
年間、約0.5歳のペースで平均寿命が延びている計算になります。
今こうしている間にも「新人類」は急速に増加しています。
そして、今後も増加し続けます。
(これが何を意味するかは大体予想は付くと思います。)
そんな私も「ゆとり世代」と呼ばれる世代
かつて、「新人類」と馬鹿にされた「新人類世代(現在の中年層)」。
さらに「新人類世代」は、今の若者に対して「ゆとり世代」と馬鹿にします。
私自身も「ゆとり世代」と言われる世代です。
「最近の若者は・・・」とか「近頃の若いもんは・・・」と、上の世代が下の世代を馬鹿にするのは世の常です。
しかし、これからは世代による上下関係というものは意味をなさないものとなっていくと思います。
世代関係なくお互いが手を取り合っていくべきだと考えています。
現に私も、能力のある上司・後輩は分け隔てなく尊敬し協力しています。
そこで、私は上記の理由から「新人類」と言う言葉を生んだ「新人類世代よりも上の世代(現在の高齢者)」に、「新人類」という言葉を返上したいと思います。