【フトアゴヒゲトカゲ】昼行性トカゲの飼育に必要なオススメのHIDランプ(水銀灯・メタルハライドランプ)を紹介!

どうも、爬虫類ブロガー“SHU”です。

フトアゴヒゲトカゲを飼育する場合には、どんなアイテムを揃える必要があるのか?今回はHIDランプに焦点を当てて、市販されているおすすめのアイテムを紹介していきたいと思います!是非参考にしてみて下さい!

はじめに

HIDランプとは

HIDランプとは、金属原子高圧蒸気中のアーク放電による光源のことです。高圧水銀ランプ、メタルハライドランプ、高圧ナトリウムランプの総称であり、高輝度放電ランプとも言います。電極間の放電を利用しているためフィラメントがなく、白熱電球と比べて長寿命・高効率です。特に高圧水銀ランプやメタルハライドランプは、その高輝度・高効率・太陽光と色温度が近いなどの特徴を活かし、爬虫類飼育用の照明としても主力となっています。

高圧水銀ランプ(水銀灯)について

セルフバラスト式(安定器内蔵型)の水銀灯は強いUVBとともに熱量も多く発するので、フトアゴヒゲトカゲのバスキングライトに最適です。各社より販売されている製品ごとに色味が違い、暖かい雰囲気のオレンジ色の光を発するものもあれば、冷たい雰囲気の青白い光を発するものもあるので、可視光線を強化する目的として弱い紫外線を発する爬虫類用蛍光灯を併用して全体的な明るさを整えるのも良いでしょう。特にフトアゴヒゲトカゲはエサが鮮やかに見える照明下では食欲が上がり、薄暗い環境下では食いが落ちてしまうこともあるので注意が必要です。

メタルハライドランプについて

メタルハライドランプは、爬虫類のような日光浴により体温維持及び紫外線を必要とする生き物の飼育に高照度かつ紫外線量の豊富さからよく用いられています。爬虫類飼育における照明は、基本的に紫外線ライト・可視光線ライト・保温球(赤外線ライト)の3つを用いるのが一般的ですが、メタルハライドランプであれば1つの照明で済ませることもできます。高照度で色揚げや活発化につながるため、マニアの間では好んで使用されています。

フトアゴヒゲトカゲの飼育におすすめのHIDランプ

フトアゴヒゲトカゲの飼育に適した代表的なHIDランプには、以下のアイテムがあります。

【GEX(ジェックス)】エキゾテラ ソーラーグローUV

砂漠・サバンナに棲息する昼行性の爬虫類にとって最適な紫外線(UV)を照射すると同時に、バスキングエリアを作ることができるランプです。

多くの昼行性の爬虫類は、自然界で太陽光に照らされて生活して います。太陽光には、紫外線(UV)の照射とバスキングの2つの効果があります。紫外線(UV)を浴びることでカルシウム吸収による骨格形成など新陳代謝が促され、バスキングにより体温が維持されるため、どちらも爬虫類には必要不可欠です。飼育下では浴びることのできない太陽光を本製品で再現することで、生体の健康維持をサポートします。

80W・125Wのラインナップがあります。ケージの大きさに適したものを選びましょう。

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【Vivaria(ビバリア)】ハイパーサンUV

これひとつで保温&紫外線を同時に照射することができるランプです。

自然界での多くの昼行性爬虫類は、太陽光に照らされて生活しています。太陽の熱で体温を調整し、太陽の光に含まれる紫外線(UV)で骨格形成や新陳代謝を促進し活動をしています。本製品は屋内飼育下で不足しがちな紫外線(UV)と保温を同時に補います。

80W・100Wのラインナップがあります。ケージの大きさに適したものを選びましょう。

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ビバリア
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【ZooMed(ズーメッド)】パワーサン

砂漠・サバンナの強力な太陽光を再現した、紫外線のUVAとUVBを同時に照射するバスキングランプです。

セルフバラスト水銀灯のため安定器を必要としないでそのまま取り付けるだけです。

80W・100W・160Wのラインナップがあります。ケージの大きさに適したものを選びましょう。

【ゼンスイ】SOLAR RAPTOR(ソーラーラプター)UVマーキュリーランプ

紫外線(UVA・UVB)を強力に照射するドイツで開発された安定器内蔵型UVランプです。

これ一台で紫外線の照射と保温ができます。反射鏡の特別な設計により熱効率を強化し、内蔵されている高性能安定器により、長期間高レベルのUVを照射することができます。太陽光に近い最適な色温度(5000K)で、トゲオアガマやフトアゴヒゲトカゲなど、スポットランプの照射温度を高くしたい方におすすめです。波長にもこだわり、生体が美しく映えます。

80W・100Wのラインナップがあります。ケージの大きさに適したものを選びましょう。

【ゼンスイ】Petpetzone(ペットペットゾーン)ソラリウムUV

ゼンスイのペットペットゾーンから出ているメタルハライドランプです。

赤外線・可視光線(6000K)・有用紫外線(UVA+UVB)と、これ1台で生体に最適な光を照射します。共通安定器採用なので、出力切り替え操作により35W・50W・70Wすべての球(付属の球以外を別途購入)を使用することができます。

35W・50W・70Wのラインナップがあります。ケージの大きさに適したものを選びましょう。

【ゼンスイ】SOLAR RAPTOR(ソーラーラプター)HIDランプ

爬虫類室内飼育用メタルハライドランプです。

特別設計の反射鏡と組見合わせは70,000Luxを実現しています。圧倒的紫外線量70W=1580μW / qcm(15cm)で、安定器内蔵型UVランプと比較し約7倍(同W数比較)の紫外線量です。生体のベストコンディションを創りだす太陽光を超えた光で、太陽光に近い最適な色温度(5000k)、一目瞭然の美しさです。生体の色も極めたい方におすすめです。

35W・50W・70Wのラインナップがあります。ケージの大きさに適したものを選びましょう。

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まとめ

爬虫類飼育において、水銀灯やメタハラ等のHIDランプは憧れのランプです。水銀灯1つで紫外線ライトと保温球の効果を担うことができ、メタハラ1つで紫外線ライトと可視光線ライトの効果を担うことができます。

ちなみに、私はHIDランプは使用していません。その理由は、一般的な紫外線ライト・可視光線ライト・保温球などと比較して高額だったということがあげられます。爬虫類飼育初心者にとっては、飼育初期に揃える機材も多く一番ネックになる部分ではないでしょうか?私もHIDランプには手を出すことができないまま、一般的な紫外線ライト・可視光線ライト・保温球で環境を整えましたので、現在はあまりHIDランプの必要性は感じていません。

とはいえ、強力な紫外線を照射することができ、さらには可視光線や保温球などの効果も得られることからマニアの間では好んで使用されているのも事実です。また、飼育環境を簡素化したいという場合にもおすすめです。私も、今後必要性を感じることがあれば検討したいと思います。

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