どうも、爬虫類ブロガー“SHU”です。
ヤモリやトカゲなどの爬虫類やカエルやイモリなどの両生類のほとんどが野生下で主食としているのは生きた昆虫であり、もちろん飼育下でもこれは例外ではありません。そこで餌昆虫のストックが必要となってきますが、今回は餌昆虫を管理するにあたって必要になってくる飼育容器(プラケース)について紹介したいと思います。ぜひ参考にしてみてください!
はじめに
爬虫類の餌となる昆虫も多種多様
今でこそ爬虫類もペットとしてメジャーな存在になってきて人工フードの開発も進み充実してきましたが、主食が昆虫食の爬虫類で頑なに生きた昆虫以外は食べてくれないという意外と頑固な食生活を送っている種類が多く存在しているのも現状です。
そうなると必然的に生きた昆虫が大量に必要となってきますし、場合によっては複数種類の昆虫を常に準備しておく必要性も出てきます。そのため餌昆虫のストックが必要になってくるのですが、餌となる昆虫もコオロギやゴキブリ、ワームなど種類も多種多様です。
飼育容器はプラケースがおすすめ
餌となる昆虫が数百匹以下の少量の場合は、サイズが豊富で値段も安いプラケースがおすすめです。昆虫を管理するにあたってプラケースが小さすぎると過密飼育になり、共食いをして短期間に数が激減してしまいます。プラケースは管理する昆虫のサイズと数に見合ったサイズのものを使用しましょう。
コオロギやワームは通気性が良いプラケースを選びましょう
コオロギの中でもヨーロッパイエコオロギは、風通しのよい乾いた環境を好みます。通気性が悪いと結露を起こし、その水滴が糞を濡らしてアンモニアが発生してコオロギが全滅することもあります。プラケースは必ず通気性の良いものを使用しましょう。ヨーロッパイエコオロギのジャンプ力は最大でも30㎝程度です。深さが50㎝以上ある飼育容器であれば蓋は必要ありません。またワームの中でもミールワームは湿度が高い環境では真菌に感染し最悪の場合全滅もありえますので、こちらも必ず通気性の良いものを使用しましょう。
ゴキブリは脱走しないように隙間が小さいプラケースを選びましょう
爬虫類の餌となるゴキブリ(レッドローチやデュビア)は基本的には滑らかで垂直な壁面を登ることはできませんが、幼虫などは稀に登ることが確認されています。普通のプラケースとかでも大丈夫とは思いますが万が一蓋の隙間から脱走する可能性も考えられるので、隙間が小さいタイプのプラケースが無難です。
生餌昆虫の管理におすすめのプラケース
プラケースは、様々なメーカーから数多くのアイテムがリリースされています。
【鈴木製作所】飼育容器 プラケース
鈴木製作所が販売しているプラケースです。
豊富なラインナップで青蓋・黒葢・クリア蓋のものがあり、サイズラインナップも小・特大M・特大・スーパー特大・フラット・特大フラットがあります。オプションで仕切板もあり、ひとつのプラケースで仕切って使用することができます。蓋にスリットがあり通気性が良いのもポイントです。
【スドー】レプティリウム
スドー ハープクラフトが販売している、昆虫・爬虫類・両生類用飼育ケースです。
ウェットとドライ、飼育環境に合わせて通気性の異なる2種類のドアが選択可能な飼育ケースです。片手で簡単に開閉できる新採用のイージーオープンロックはメンテナンスにも便利で、中の様子が観察しやすいオールクリアケースです。隙間も小さく脱走やコバエなどの侵入を極力防げるのもポイントです。
S・Mのサイズラインナップがあります。
【スドー】レプティケース
スドー ハープクラフトが販売しているプラケースです。
キレイに重ねたり並べることができ、重ねた状態でも蓋側面に通気用スリットがあるので新鮮な空気が流入します。また爬虫類・両生類用としても使用することができます。
S・Lサイズとキューブ型のレプティキューブやスリムなどのサイズラインナップがあります。
【スドー】レプティケース リファイン
スドー ハープクラフトが販売しているプラケースです。
レプティケースのリニューアル商品で、変更点はフタがクリアになり上面にドアストッパーが付きました。サイズは従来のレプティケースと一緒なので積み重ねて使用することができます。
【三晃商会】パノラマビッグ
三晃商会が販売している昆虫・小動物・爬虫類飼育用プラケースです。
約38リットルのビッグサイズケースで、あらゆる生き物にマルチに対応します。
【シーラケース】コバエシャッター
シーラケースが販売しているプラケースです。
特殊な二重構造の蓋で、極小なコバエを防ぐために不織布フィルターを枠に挟み込んだ構造になっています。隙間・スリットが全く無いため、保湿性が高く脱走の心配もありません。また不織布フィルターは簡単に取り外すことができ、蓋内側には2mm程の穴が多数あるので多少は通気性の調節も可能です。オプションでセパレーターがあり、ひとつのプラケースで仕切って使用することができます。
タイニー・ミニ・小・中・大のサイズラインナップがあります。
【アイリスオーヤマ】ナチュラルキャリーストッカー N-720
アイリスオーヤマが販売しているクリア収納ケースです。
餌となる昆虫が数百匹以上と大量にストックしておきたい方は、収納ケースという選択肢もありです。価格も手頃で入手しやすく、過密飼育による共食いも軽減することができます。加工次第ではある程度の通気性も確保することができます。
まとめ
我が家で飼育しているフトアゴヒゲトカゲの“ごえもん”は、野菜嫌いで大食感のため大量の生餌昆虫のストックは欠かせません。なのでコオロギはもちろんワームやゴキブリと一通りストックしており、餌代を抑えるために生餌昆虫の繁殖にも挑戦しています。フタホシコオロギは収納ケースで、レッドローチ・デュビア・ミールワームはプラケースで、なるべくきらさないようにそれぞれストックしています。正直爬虫類飼育よりも生き餌昆虫の管理の方が手間はかかりますが、昆虫色爬虫類を飼育している以上は切り離せない問題ですよね。