爬虫類・両生類のエサについて【冷凍餌(マウス・ウズラなど)編】

どうも、爬虫類ブロガー“SHU”です。

爬虫類・両生類飼育で重要なのは、生体にあった飼育環境とエサです。最低限これさえしっかりと守っていれば、爬虫類・両生類飼育でまず失敗することはありません!この記事では、爬虫類・両生類のエサの中でも冷凍餌に焦点を当てて紹介していきたいと思います。是非参考にしてみてください!

はじめに

給餌は爬虫類・両生類飼育の醍醐味

爬虫類・両生類の給餌は深い味わいがあって面白く、楽しさが他のペットよりも顕著に表れていると思います。しかし、ヘビなどの爬虫類のほとんどが野生下で主食としているのはマウスなどの小型哺乳類・鳥類やその卵・トカゲやカエルなどの爬虫類・両生類などです。特に成蛇はマウスなどの齧歯類を好んで食べています。そのためそういったものを主食としている爬虫類・両生類を飼育するのであれば、野生下と同じようなエサも準備する必要があります。

今でこそ爬虫類・両生類もペットとしてメジャーな存在になってきて、小型哺乳類・鳥類など肉食性爬虫類・両生類用のエサも冷凍餌としてとても充実しています。ヘビなど肉食爬虫類のほとんどがマウス・ラットなどの冷凍餌に餌付くので、無理に他のエサを与える必要はありません。冷凍マウスなどは肉・骨・内臓・血液など全てが含まれた完全栄養食で、爬虫類・両生類の生育に必要なタンパク質・カルシウム・ビタミンンなどをバランスよく含んでいます。なのでそれらのみを与え続けても健康に終生飼育することができるので問題ありません。

肉食の爬虫類・両生類を飼育するのであれば冷凍餌のストックも必要

ヘビなどの肉食爬虫類を飼育するのであれば、必然的に自宅に冷凍餌をストックして準備しておく必要があります。ストックの方法自体は冷凍保存なので簡単ですが、なかには自宅の冷蔵庫の冷凍室に食材と一緒にマウスをストックをするのは嫌だという方や飼育者本人が大丈夫だとしても同居家族が良い顔をしない場合だってあります。そういう場合には冷凍保存にだけ特化した、冷凍ストッカーなどを検討してみるといいでしょう。省スペースな小型なものから大容量のものまでサイズや容量などの種類も豊富です。

冷凍餌の解凍方法について

冷凍餌の解凍方法として基本的には湯煎解凍と自然解凍の2種類があり、湯煎解凍が一般的に行われている方法です。

湯煎解凍は冷凍餌をお湯に入れて解凍する方法で、ピンクマウス程度のサイズだと5分ほど、リタイアマウス程度の大きさでも20分ほどで完全に解凍することができます。ジップロックなどで個別に梱包されている場合にはそのまま密閉した状態でも解凍することができ、その方がお湯にマウスの匂いなどが流れ出ることがなく食いつきもいいのでおすすめです。お湯の温度は45℃前後が目安で、60℃以上になるとタンパク質が凝固して変質するので注意しましょう。また給餌の際には若干お湯の温度が残っている状態(38~40℃程度)の方が食いつきがよく、ペーパータオルで余分な水分を拭き取って与えましょう。

60~100℃まで7段階の温度設定で素早くお湯を沸かすことができ、さらに60分間保温が可能なのでおすすめです。まさに冷凍餌解凍用の電気ケトルといっても過言ではありません。

マウスなどへの反応が悪い個体などに対しては、自然解凍の方が匂いが強くなるのでおすすめです。バスキングライトや保温球を使用して、熱くなりすぎないように時間をかけてじっくりと解凍しましょう。また電子レンジで解凍するのは、マウスの内臓部分だけが先に煮えてしまったり内臓が破裂して飛び散ることがあるので絶対にしないようにしましょう。

肉食の爬虫類・両生類への給餌は必ずピンセットを使用しよう

肉食の爬虫類・両生類への給餌は、必ずピンセットを使用して与えるようにしましょう。特にヘビなどは捕獲しようと勢いよく飛び付いてくることが多いので、先が尖っていない竹製のピンセットがおすすめです。素手で与えたりすると怪我や事故の原因にもなります。

爬虫類・両生類の給餌やメンテナンスにおすすめのピンセット

2021年3月7日

冷凍餌の種類

爬虫類・両生類の冷凍餌もマウスをはじめラット・モルモット・ウサギ・子ブタ・ウズラ・ヒヨコ・ニワトリ・ヤモリ・カエルなど多種多様です。ペットショップや爬虫類ショップ、さらにはネットショップなどでも容易に購入することができるので餌に困ることはありません。今回は比較的流通量が安定しているマウス・ラット・ウズラ・ヒヨコを紹介したいと思います。

冷凍マウス

冷凍マウスはハツカネズミの飼養変種です。成獣でも頭胴長10cm程度で体重は40~45g程度と小型で、サイズも成長に応じてピンク・ファジー・ホッパー・アダルト・リタイヤと分かれており、さらに細かくS・M・Lなど分けられています。低脂肪・高タンパクで餌用として養殖が盛んに行われているため販売価格も手頃です。

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2021年3月16日

冷凍ラット

冷凍ラットはドブネズミの飼養変種です。頭胴長で20cm程度で体重は400~700g程度とマウスと比較して大型で、サイズも成長に応じてピンク・ファジー・ホッパー・アダルト・リタイヤと分かれており、さらに細かくグラム数やS・M・Lなどで分けられています。マウスよりも高栄養ですが餌用としての流通量は少なく、販売価格もやや高めです。

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2021年3月21日

冷凍ウズラ

冷凍ウズラはヒナウズラや食べやすいように細かくカットされたものなどがあり、ヒナウズラは数十羽単位やグラム数で売られています。マウスと比較して栄養価が低いので、爬虫類にエサとして与える場合には単食は控えるようにしましょう。

冷凍ヒヨコ

冷凍ヒヨコはそのままの状態のものと、食べやすいようにクチバシ・脚・ヨークサックなど取り除いた処理済みのものがあります。冷凍ウズラと比較して流通量はそこまで多くありませんが、数十羽から数百羽単位で売られており一度に大量に購入することができます。冷凍ウズラと同じで栄養価はそこまで高くないので、爬虫類にエサとして与える場合には単食は控えるようにしましょう。

まとめ

我が家ではコーンスネークを飼育しているのですがエサの冷凍マウスは、国産冷凍マウス・ラット専門店“SAfarm”さんの方でずっとリピート購入させて頂いています。サイズラインナップが豊富で大きさも統一されており、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングでそれぞれショップ展開されているので流通量も安定しています。メルカリなどでは特別価格でB品を販売されていたりもします。ショップに足を運んでみたものの購入したいマウスのサイズが無いなんてこともなく、今まで品質の悪いものなど届いたこともないのでおすすめです。冷凍餌はクール便で送料が高くなりやすいので、まとめ買いでストックしておくのがおすすめです。