「山口県は九州なのか!?」問題

どうも、九州を代表する福岡県在住ブロガーのSHU(@kitajimashuichi)です。

私は福岡を中心に九州で活動していますが、山口県も私の主要行動範囲の一部です。先日、九州ロゴマークについて書かせていただいた「九州はひとつ!PR・ブランド力向上へ、九州ロゴマークが誕生!」という記事。九州ロゴマークは、九州7県と沖縄県さらに山口県を加えた9県をPRするためのロゴマークなんですが、これについてTwitter上でも「山口県って、九州なの!?」と物議を醸していました。

九州はひとつ!PR・ブランド力向上へ、九州ロゴマークが誕生!

2018年8月9日


このように、九州の統一的なロゴマークの中に山口県が含まれている点に反応した人が多かったようです。

九州・山口地方と、なにかと九州とひとくくりにされる山口県。今回は、山口県は九州地方なのか?中国地方なのか?その問題に触れていきたいと思います!

 

まず、結論から言うと…

いきなりですが、結論から言うと山口県は中国地方です!

というのも、今現在日本で使われている一般的な地方・地域区分は「八地方区分」というもので、その分け方は以下のようになっています。

八地方区分
  • 北海道地方
  • 東北地方
  • 関東地方
  • 中部地方
  • 近畿地方
  • 中国地方
  • 四国地方
  • 九州・沖縄地方

そのうち山口県は、中国地方に区分されています。

 

じゃあ、なんで九州・山口地方とひとくくりにされるのか!?

出典:朝日新聞

気象庁における広域的な気象区分

皆さんがよく目や耳にするのは、「山口県を含む九州北部地方では・・・」などといった天気予報なのではないでしょうか?

私も小学生の頃から「なんで九州で放送されているテレビなのに山口県が含まれているんだろう?」と、このことについて違和感を感じていました。

梅雨入り・梅雨明けにおける区分では、山口県は中国地方ではなく九州北部と同一区域とされます。これは、下関地方気象台が福岡管区気象台の管轄となっているためです。

知事会や経済団体

山口県は、知事会や経済団体において九州地方と中国地方の両方に参加しています。

九州ロゴマークにおいても、九州地方知事会と九州・山口経済連合会との意見交換会として設立されている「九州地域戦略会議」によって了承された「九州創生アクションプラン(JEWELSプラン)」の取組みのひとつです。そのため、九州ロゴマークに山口県が含まれているのは納得です。

その他

港湾空港行政における区分や海事・海難行政における区分で、山口県を九州と同じ管轄区域に含めていることが多かったり、各種メディアの報道取材区域が一緒にされていることが多く、九州・山口は何かとひとくくりにされています。

その他にも、旧長門国と旧豊前国を山口県や福岡県から分離して長門と豊前が合併して「関門県」を結成するという意見や、自治体の間では下関市と北九州市を山口県や福岡県から分離して双方が合併して「関門特別市」を結成しようという動きがあります。

 

まとめ

山口県は九州地方なのか?中国地方なのか?

日本で使われている一般的な地方・地域区分「八地方区分」では山口県は中国地方に含まれますが、各種区分において山口県はとても入り組んでいます。そのため、何かと九州・山口とひとくくりにされることも多く、そのことについて物議を醸しだす『「山口県は九州なのか!?」問題』。

山口県は中国地方ですよ~!

山口県も大変ですね~(笑)