【ヒョウモントカゲモドキ(レオパードゲッコー)】夜行性ヤモリの飼育に必要なオススメの紫外線ライト・可視光線ライトを紹介!

どうも、爬虫類ブロガー“SHU”です。

ヒョウモントカゲモドキを飼育する場合には、どんなアイテムを揃える必要があるのか?今回は紫外線ライト・可視光線ライトに焦点を当てて、おすすめのアイテムを紹介していきたいと思います!ぜひ参考にしてみてください!

はじめに

夜行性であるヒョウモントカゲモドキに紫外線ライトは必ずしも必要ではない

ヒョウモントカゲモドキは夜行性で特に紫外線などを必要としない爬虫類なので、飼育に紫外線ライトは必ずしも必要ではありません。しかし、昼間に太陽光の変わりになる紫外線ライトをつけることで、日中も暗い室内で夜間とのメリハリを付けたりと健康に育てるために意外と重要だったりもします。また鑑賞面や保温面で弱めの紫外線ライトを付けることは良いとされています。

アルビノ系は明るい光や紫外線を極端に嫌うので注意してください。

紫外線ライト・可視光線ライトについて

爬虫類用ライトと一般的な照明の違い

爬虫類用ライトと一般的な照明を比べたときに何が違うかというと、その光のなかに爬虫類にとって有用な紫外線が含まれているかどうかです。紫外線はガラス等を透過しないため、飼育下で爬虫類に浴びさせることの難しい光でもあります。

紫外線について

太陽光に含まれる光の波長は、大きく分けて3つあります。眼に見える明るい光である可視光線と、物を暖める効果がある赤外線、生物の体内に化学変化を起こす紫外線です。一般的に波長が100〜400nmの光を紫外線といい通称UVと呼ばれ、紫外線はその波長によって以下のようにA・B・Cと3つの領域に分けられます。

紫外線の波長と種類
  • UV-A:波長315〜400nm。細胞を活性化し、食欲増進や脱皮促進に関係します。
  • UV-B:波長280〜315nm。カルシウム代謝に関係します。ビタミンD2やD4をビタミンD3に変換しカルシウムを骨に定着させ、正常な骨格や卵殻を形成します。
  • UV-C:波長100〜280nm。殺菌作用があるものの、日焼けやシミ・皮膚ガン・紫外線眼炎・免疫力低下などの原因となり細胞破壊に関係します。

ヒョウモントカゲモドキの飼育に必要な紫外線はUVA

UVCが人間にとっても爬虫類にとっても必要でないことは明確です。UVBはフトアゴヒゲトカゲなどの昼行性の爬虫類には重要ですが、夜行性であるヒョウモントカゲモドキには必要ありません。

残るUVAが爬虫類業界で一般的に言われている弱い紫外線のことで、夜行性の爬虫類であるヒョウモントカゲモドキにとっても必要となってきます。生きもの全般に言えることですが昼と夜のメリハリをつける光周期も重要で、UVAを照射することによって生活サイクルを整え、細胞を活性化し、食欲増進や脱皮促進に繋がります。そのため食欲が増し元気になる個体も多いです。爬虫類もクーリングに加え光周期に変化をつけてあげると繁殖にもっていきやすいと言われています。

可視光線について

基本的に紫外線ライトはUVBを中心に照射するライトのことをいい、人間には明るく見えますがUVBが強いほど可視光線が少なく爬虫類たちには明るく見えません。そのためケージ内でも自然環境下と同じように本来の太陽の光の色と明るさを再現するために可視光線ライトというものを使用します。さらに可視光線ライトは、可視光線と同時にUVAも照射します。そのためヒョウモントカゲモドキの飼育に必要なライトは、紫外線ライトというよりも可視光線ライトということになります。

一部紫外線ライトとして販売されている商品もあります。

紫外線ライト・可視光線ライトの規格

紫外線ライト・可視光線ライトには、現在主流となっているスパイラル球型・電球型など小型の形状をした様々なケージでの使用にも最適なクリップ式のコンパクトタイプ、昔から紫外線照射量・照射距離ともに安定していると上級者やハイマニアに支持されている蛍光灯型の形状をした直管タイプのものなどがあります。ライトの形状やワット数によって照射器具も異なりますので注意しましょう。

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2021年2月22日

ヒョウモントカゲモドキの飼育におすすめの紫外線ライトと可視光線ライト

UVAを中心に照射する紫外線ライト・可視光線ライトは、様々なメーカーからアイテムがリリースされています。

代表的なヒョウモントカゲモドキの飼育に適した紫外線ライト・可視光線ライトには、以下のアイテムがあります。

Vivaria(スパイラルソフトUVB)

ビバリアが販売しているコンパクトタイプの紫外線ライトです。

紫外線(UVA/UVB)を照射するライトですが、UV量は弱くヒョウモントカゲモドキにも使用することができます。こちらの商品は可視光線を出す目的というよりは紫外線を必要としない種類への使用を目的としたライトとなっています。

created by Rinker
ビバリア
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GEX EXOTERRA(ナチュラルライト)

ジェックス エキゾテラが販売しているコンパクトタイプの可視光線ライトです。

可視光線と紫外線(UVA)を中心に照射します。強い紫外線を必要としないヒョウモントカゲモドキの飼育にも使用することができます。

13W・26Wのラインナップがあります。ケージの大きさに適したものを選びましょう。

ZooMed(ネイチャーサン)

ズーメッドが販売している直管タイプの可視光線ライトです。

UVA及び太陽光に近い色質(6500ケルビン)を照射する蛍光灯です。

15W・20W・40Wのラインナップがあります。ケージの大きさに適したものを選びましょう。

created by Rinker
Zoo Med
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Pogona Club(ビバリウムグロー ソフトUV)

ポゴナ・クラブが販売している直管タイプの可視光線ライトです。

弱いUVA・UVBを照射するフルスペクトル蛍光灯です。全ての生き物に必要な紫外線を極微量照射します。特殊演色指数が優れており、原色を鮮やかに演出する明るいランプです。

15W・20Wのラインナップがあります。ケージの大きさに適したものを選びましょう。

まとめ

私が現在ヒョウモントカゲモドキ飼育で使用しているライトは、エキゾテラのナチュラルライト1灯です。ヒョウモントカゲモドキに必ずしもライトは必要ありませんが、個人的には鑑賞面であったほうがいいなと思って使用しています。

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2018年10月20日