どうも、爬虫類ブロガー“SHU”です。
ヒョウモントカゲモドキを飼育する場合には、どんなアイテムを揃える必要があるのか?この記事では、ヒョウモントカゲモドキの飼育に必要なアイテムを紹介したいと思います!ぜひ参考にしてみてください!
はじめに:ヒョウモントカゲモドキとは
アフガニスタンやインド・イラン・パキスタンなどに分布し、最大で約25cmの大きさになります。古くからペットとして飼育されており、飼育・繁殖も簡単なヤモリの仲間です。
飼育下では約15~20年も生き、体色や模様バリエーションが豊富です。原種の黄色い体に黒い斑点模様よりヒョウモントカゲモドキ(レオパードゲッコー)の名前がついています。日本では略してレオパとも呼ばれています。
和名:ヒョウモントカゲモドキ
英名:Leopard gecko
学名:Eublepharis macularius
分布:アフガニスタン、インド、イラン、パキスタン
全長:約20~25cm
寿命:約15~20年
棲息環境:地表棲~半樹上棲・乾燥系
活動パターン:夜行性~薄明薄暮性
食性:肉食(昆虫食)
ヒョウモントカゲモドキの飼育に必要なアイテム
ヒョウモントカゲモドキの飼育に必要なアイテムをまとめると以下の通りです。
ケージ
一般的に地表棲のヤモリを飼育するのに必要なスペースは、間口が全長の1.5倍で奥行きが全長と同じくらいであれば飼育が可能です。たとえば全長20cmのヒョウモントカゲモドキを単独で飼育する場合なら、20cm×30cm程度の床面積があれば問題ありません。ヒョウモントカゲモドキは立体活動もあまりしませんので高さも体高の3倍程度あれば十分ですが、極端に背の低いものだと日常のメンテナンスがしづらくなるので、適度な空間はあった方が良いでしょう。
紫外線・可視光線ライト
ヒョウモントカゲモドキは夜行性で特に紫外線などを必要としない爬虫類なので、飼育に紫外線ライトは必ずしも必要ではありません。しかし、昼間に太陽光の変わりになる紫外線ライトをつけることで、日中も暗い室内で夜間とのメリハリを付けたりと健康に育てるために意外と重要だったりもします。また鑑賞面や保温面で弱めの紫外線ライトを付けることは良いとされています。
保温器具(パネルヒーター・保温球・サーモスタット)
ヒョウモントカゲモドキは比較的低温環境に耐性を持っているので室内飼育が当たり前の飼育下ではケージの下に敷くパネルヒーターのみで基本的には大丈夫です。
しかしヒョウモントカゲモドキがいくら低温環境に耐性を持っているとはいえ、特に寒い冬場などはパネルヒーターのみだと数か月間の拒食や消化不良に陥るなんていう話もよく聞きます。パネルヒーターは空気全体を暖めるほどの能力は持っていません。そのため空気全体を暖めるためにエアコンや保温球を使用した方が良いとされています。
また温度が上がりすぎないように調整するためのサーモスタットも併用すると良いでしょう。温度調節機能を備えていない保温器具の場合、限界まで温度を上げようとしますのでケージ内が暑くなりすぎてしまい、最悪の場合生体が死んでしまう可能性があります。
シェルター・アクセサリー
ヒョウモントカゲモドキが落ち着けるように隠れ家となるシェルターを設置しましょう。またヒョウモントカゲモドキは夜行性なので、日中はほとんどシェルターの中で寝て過ごします。サイズが大きすぎるとかえって落ち着かないので、ヒョウモントカゲモドキがギュッと丸くなったときと同じくらいのサイズか、その倍までの大きさのシェルターを選ぶようにしましょう。
また流木や岩などをケージ内にひとつ入れるだけで、一気にそれらしい雰囲気になるもので不思議なものです。しかも、こういった飾りつけはヒョウモントカゲモドキが脱皮の足掛かりとして体をこすりつけたり、隠れ場所になったりとシェルター代わりにも使えて一挙両得です。
温度・湿度計
ヒョウモントカゲモドキに快適な環境が作れているか定期的にチェックが必要です。
寒暖の差の激しい環境に生息しているヒョウモントカゲモドキは暑さや寒さにはとても強い面を持っています。室内の環境であれば真夏は35℃を越さないように、また冬も15℃以下になると休眠をしてしまうので20℃前後で管理をしましょう。また乾燥にも強いですが決して乾燥した環境を好んでいるわけではないので最低でも湿度は60%前後で管理したほうが調子はよいでしょう。
- 日中:24~32℃が目安
- 夜間:18~24℃が目安
- 湿度:60~70%が目安
※ケージ内全体が暑くなりすぎないように温度が低い場所を作ってあげてください。
床材
爬虫類専用の床材は美観に優れているばかりではなく消臭効果なども高いです。細かい砂であれば仮に誤飲してしまってもフンと一緒に排泄されます。ヒョウモントカゲモドキは、フンをよくするので取り除きやすいものがおすすめです。フンなどの排泄物は毎日取り除き、キレイに保ってあげましょう。また、定期的に床材は交換しましょう。
ヒョウモントカゲモドキの場合は、床材などの環境によって体色が変わると言われています。明るい色(白系)の床材で飼育すると明度が上がり体色も鮮やかになり、暗い色(黒系)の床材で飼育すると明度が下がり体色も黒ずみます。基本的に鮮やかなカラーのモルフが多いヒョウモントカゲモドキは、明るい色の床材で飼育した方が体色が綺麗で鮮やかになり色上げ効果があるのでおすすめです。
水入れ
水入れはひっくり返らないように重さのある専用の容器が適しています。水は悪化しやすいので残っていても毎日取り替えるようにしましょう。
エサ
ヒョウモントカゲモドキが野生下で主食としているのは生きた昆虫であり、もちろん飼育下でもこれは例外ではありません。基本的には、口に入るサイズの生きた昆虫(コオロギやミールワームなど)を与えてください。
昆虫には粉末状のカルシウム剤を必ずまぶしてから与えるようにしましょう。
最近では人工餌の開発も進み充実してきており、高栄養で主食として与えることができ保存性に優れる人工飼料も多くなってきました。そちらもおすすめなので試してみてはいかがでしょうか。
お手入れ用品
日常メンテナンスとして、メインとなるのがケージ内の掃除です。不潔な環境はヒョウモントカゲモドキにとって危険な病気の発生源になることもあるので、なるべくこまめにエサの食べ残しやフンは取り除くようにしましょう。また高温多湿を好む爬虫類のケージ内は、ウイルス・菌・カビなどの温床にもなりやすいので注意しましょう。爬虫類専用のクリーナー・消臭剤は、天然由来成分のアイテムばかりなので生体にとっても安心です。
まとめ
今回はヒョウモントカゲモドキの飼育に必要なアイテムを紹介させていただきましたが、私一押しのエキゾテラのアイテムは同一メーカーで飼育に必要なアイテムをすべて揃えることができ統一できるという点でもかなりおすすめです!
またエキゾテラからはヒョウモントカゲモドキの飼育がすぐはじめられるスターターキットも販売されています。こちらは飼育初心者や少しでも予算を抑えたいという方におすすめです。